審査委員からのお言葉③宿谷昌則さん

宿谷昌則さん(東京都市大学教授・審査委員長)

今年で5回目の審査が終わりました。毎年、応募アイディアに傾向があって、去年は傘が多くて、今年はペットボトル。人それぞれで面白いなと思います。

もう一つ、応募された作品を毎年見ていて思うことなんですけれども、新聞やテレビやインターネット等に氾濫している言葉に溺れてしまっている感じが僕も含めてあります。エコや省エネにまつわる言葉を、あまり深く考えないで使っていることを審査の段階で実感します。

公開審査会は午後2時位から6時ぐらいまでやりますけれども、もしかしたら白けてしまって、時間的に持たないんじゃないかという不安も多少ありました。だけど、今日は議論が白熱しましたよね。いろいろなアイデアが出てきて、こうもある、ああもあると、言葉の使い方についても改めて発見があったように思います。僕はそう思いましたけれど、ここにいらっしゃる皆さんも同じだったのではないでしょうか。

そういう頭の中を柔らかくするということがすごく大事で、やはり手垢のついた言葉にさらされすぎて、そこで思考がストップしているということをこういう場で考えることが必要だと思っています。今日は受賞された方もそうでなかった方も、この空間の中で皆さんで共有できたことが1番の財産だと思います。これを1つのきっかけにして、また新しい活動に向かうとか、皆さんの家族やお友達に伝わっていくようにしていただけたらとても良いと思います。

この5年間の社会全体の動きを見ると、非常に危ういことがたくさん起きています。それになんとなく慣らされて、流されていくことがたくさんあると思うんです。「いや、それは違うよ」といえるように、僕ら一人一人が自覚していることがとても大切です。本当におかしな方向に行かないためにも、こういう活動の意味があると思っています。

今日は皆さんとこういう時間を共有できて、大変ありがたいと思っています。どうもありがとうございました
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